パニック障害と社会不安障害
2018年2月 8日
パニック障害は急に、何の理由もなくパニック発作が起こるのに対して、社交不安障害(社会不安障害)ではその人が恐れているような「特定の状況」(人の前で話す等)に対して、強度の不安感に襲われ、動悸、震え、発汗、赤面、下痢、緊張、混乱などのさまざまな症状が現れます。 「特定の状況」に強い不安を感じながらも、何とか耐え忍ぼうとすることもありますが、多くの場合がそのような状況を避けるようになります。そのため、学校や仕事などの生活面に大きな支障をきたすようになります。社交不安障害(社会不安障害)は、このように"特定の状況"によって、その人の社会機能が障害されるほど恐怖感が極度になっている状態をいいます。どちらの障害も適切な加療により症状を緩和、治癒することができます。